今週の気になったニュース
①あの日のオルガン
2月22日から公開されている、映画「あの日のオルガン」に関する記事。
この映画、東京でしかやってないのかな?全国でやってほしいです。
是非、プロフェッショナルとして活躍する保育士の姿を見ていただきたいです。
②企業主導型保育所は規制が厳しくなる
保育の質確保に向け、施設を新設したり委託を受けたりする保育事業者に5年以上の実績を義務づけ、施設開設の審査は申請者の財務能力など適格性を判断した上で、事業計画を検討する「2段階方式」にすべきだとした
これは、とてもよい提案ではないでしょうか。
現状の燦燦たる状況を目の当たりにすれば、これは避けて通れないでしょう。
③幼稚園教諭免許状の取得が、2024年度末までえと5年延期
保育士としての勤務経験が3年かつ4320時間以上あれば、幼稚園教諭免許状の取得に必要な大学での単位修得を8単位に緩和していた。これらの特例について、19年度末までとしていたのを24年度末までに5年間延長する。
この他、放課後児童健全育成事業の職員配置に関する基準を国が一律に定める「従うべき基準」から地域の実情に応じて、市町村が条例を定められる「参酌すべき基準」に見直す。
特例の延長、助かります。
保育士がなかなか十分な数の確保ができないため、幼稚園教諭の資格取得に使わせてあげる時間の確保がなかなか難しいので。
④東京都保育士実態調査の中間報告「最も負担なことは行事」
保育士として負担に感じることは、「行事(準備含む)」が62.8%でトップ。以下、「保育計画書の作成」が55.9%、「保護者対応」が49.6%、「職員間の情報共有・打合せ」が40.8%と続いた。
行事がなぜ負担という印象が強いかというと、こどものためになっているという実感が得られにくいからではないでしょうか。
実際、保護者に向けたPRの場と化しているため、行事はなんのためにやるのかという不満を持つ保育士も多いです。
行事をやたら派手にやっている保育園は、往々にしてダメ保育園が多いです。目線がこどもに向いていないから。
日々の落ち着いた保育を重視しないで、こどもを大人の都合で振り回してしまってどうするのか。。。
⑤認可保育所ファンドが成立要件を満たしたらしい
東京23区を中心に33の保育所を運営している株式会社さくらさくみらいが運営する。2月28日午後7時から募集を開始し、4億5000万円の募集金額に対して3月6日時点で2.5億円を突破、7日11時時点で2億6,447万円が集まっている。
この保育園は、認可定員が63名。
想定利回りが4%の物件なので、さくらさくみらさんの年間の賃借料は18百万円以上するのかな??
公定価格の賃借料加算がだいたい4百万円くらいは入るとしても(アバウトな試算)、厳しいですね。だから、保育園の給料が低いランキングでトップクラスになるような低い人件費で運営されているのかしら。
でも、この不動産ファンドって、面白いですよね。
⑥午睡に対する考え方
昼寝をしないのは脳が成熟し、必要がなくなったからです。自然な状態で昼寝をしなくなった幼児を不自然に寝かしつけることは、歩ける子にハイハイを強要するようなもの。
昼寝した分、夜更かしになり、朝の機嫌の悪さや寝不足感など心身の状態も悪化します。無理やり寝かされることが強いストレスになっている子どもも多い
だめな保育園はいまだに、一斉の午睡を強制していますね。
そういったところは保護者に指摘されると、もっともらしいウソの言い訳をしてきますが、本心は「人手不足でその時間はこどもを寝かせないと保育園が運営できない」という大人の都合によるものです。
また、「こどもには午睡が必要だ」っともっともらしいことを言ってくる場合も、非科学的であるため話にならない。そういった時代遅れというか嘘つき保育園はやめたほうがいい。
この記事も参考になると思います。
⑦あかつき保育園の虐待をみるに、監査は無力なのか???
園児をトイレに連れて行かずに、尿を漏らすと叱る▽長時間正座させる▽壁をたたいて驚かせて笑う▽口から出した給食を押し込む▽食べる早さが遅いと給食を減らす-など、13件の行為を不適切と認定した。
この園を巡っては17年12月、市に情報提供があり、保育士4人が17年度に園児の口にセロハンテープを貼ったり、怖い仮面を使って叱ったりするなど4件の不適切行為が発覚。市は再発防止を指導したが、その後も再び「行為が続いている」との情報が寄せられた。市は今年1月11日から園に特別指導監査を行い、保育士ら約50人に聞き取り調査をするなどしていた。
また、過去に何度も不正を行っている法人のようで
7千万円を簿外処理 福岡の保育園 2006年04月18日12時16分
福岡市東区の私立「あかつき保育園」で、柿迫恒夫園長(74)が保育料など約7000万円を正規の会計に入れないまま、保育園の土地取得や職員の時間外手当に充てる簿外処理をしていたことが18日、わかった。市の監査で判明した。園長は市の指導に従い、一部を保育園側に返還した。私的流用は見つからなかったという。 市によると、園長は園庭をつくるため、89年と99年の2回に分けて計約800平方メートルの土地を購入。その費用として、99~03年度に市に無届けで入園させた定員外の園児約90人分の保育料などを充てたという。国の指導で、保育料を土地購入に用いることは禁じられている。園長は市に対し、「入園希望者が増え、施設を広げる必要があった」などと話しているという。
認可保育所なのに、監査が甘いというか、指導した後の対応に行政側も問題があったのではないでしょうか。
2017年の不正を指摘した際も情報をもっと公開すべきだし、法人に対しても事実をHPなどで公表させるべき。HPを見に行っても、今回の件にもなにも触れていない酷い法人で、そういった態度では何も変わらないだろうと思いました。
せめて、保護者が選ぶ際に避けることができるように情報だけは出してほしい。
それでは、今週も頑張ってまいりましょう!!