気になったニュース
2019年度の内定式が終わり、2020年度の新卒採用戦線がスタートしました。
今年度の採用は非常に順調に終わり、次年度はさらによい出会いがあることを期待しています。
ところで、いくつか気になったニュースがありました。
①病児保育、6割が経営赤字
厚生労働省によると、病気の子を預かる病児保育と、病気の回復期の子を預かる病後児保育施設は2016年度で全国に約1500施設。前年度に比べ100カ所ほど増えた。
協議会の16年度の調査では約6割の施設が赤字経営だ。季節によって施設の稼働率に変動が大きく、症状の回復によるキャンセルも多い。病児保育の保育士は、国の保育士の処遇改善策の対象にならないことなどから、人材確保にも苦労する。
うちの会社でも、その社会的ニーズにより病児保育は参入したいですが、どうしても経営できるシミュレートができずに躊躇してしまっています。
社会的に困っている方を身近で見ている立場として申し訳ない気持ちです。
②保育園の節分イベントで虐待の疑い??
神戸新聞NEXT|事件・事故|園児の足持ち振り回す動画 姫路の保育施設、「虐待」通報受け調査
赤鬼役をした施設関係者の40代男性は神戸新聞社の取材に「行事の性質上、派手にやってしまった。パンツがずれていることには気付かなかった」と説明。投稿発覚後、保護者らに説明と謝罪をしたという。
日本の伝統行事にはこどもを怖がらせるものがいくつもあるように思いますが、これは酷いですね。
なんでこの動画が流出したのか分かりませんが、職員が内部告発的に流出させたか、保育室内に保護者向けの監視カメラ的なのがついていて保護者が全員見れるような内容だったのか。
いずれにせよ、この内容に不快感を抱き、社会に問いたかったのでしょう。
赤鬼にこどもを差し出す職員の様子も、こどもを投げつけるようにしており、全体的に愛情が感じられませんね。
みんなの前でお尻を出して見せつけるのも、屈辱的。。。
虐待と思われるような、愛のない振る舞いが見て取れます。
この保育園は節分を勘違いしているというより、普段の保育を勘違いしている可能性が高いですね。
③学童保育の基準緩和について
これまで「支援の単位(40人以下)ごとに職員2人以上」「うち1人は都道府県による研修を受けた放課後児童支援員」の2点が「従うべき基準」だったが、昨年の秋、これらが緩和され「参酌すべき基準」となることが決まった。地方からの要望を受けての基準緩和だが、一方で保育の質は保たれるのかという、不安の声も聞かれる。
基準が緩和されて、利益追求のところが増えてくる。
そうすると学童保育が儲かりすぎると批判を受けて、補助額が減らされる。
そうなると、少ない配置でやらないと最低限の収支水準を維持できない。
なんて、ならないといいなぁ。大丈夫かなぁ。
④ベビーテックの広がりについて
だんだんベビーテックという言葉が日本でも広がってきましたね。やや違和感がある表現だけど。
うちの法人では、ベビーセンサーはすでに導入しました。
少しでもこどもの安全性を高めるためですが、職員を守るためでもあります。
⑤JPホールディングスもうけ過ぎ。。。
運営施設数(18年12月末現在)は、保育園が200園、学童クラブが72施設、児童館が11施設、民間学童クラブが5施設、幼稚園(ベトナム)が1施設。合計289施設となった。
中期計画では、来期・2020年3月期の連結売上高を320億円(経常利益は23億円、施設数は306施設)、21年3月期の売上高は350億円(同27億円、同326施設)を掲げている。
JPホールディングスとは、 株式会社日本保育サービスのことであり、アスクなんとか保育園のことでもあります。
ほんと、儲かってますね。さすが、給料の低い保育園ランキングで上位に来る法人は違うなぁ。
こんなとこに就職する学生・保育士さんも、ここに預ける保護者さんも大丈夫かなと余計な心配をしてしまいます。
給料が低くてもしっかり働く保育士さんはたくさんおり、そういった方の社会貢献の気持ちで成り立っている業界ですが、
さすがに悪すぎる環境では高い質を担保することは難しいと思います。っとはいえ、いくつかの噂話を聞くだけで、実際どうなのかは分からないので、いい加減なことは言えないのですが。
それでは、今週も頑張ってまいりましょう。