最近の気になったニュース
①「性教育は幼稚園から」と考える韓国父兄が増加
保育園の園長は最近、父兄たちから性教育をよく施すよう催促する電話を受けるようになった
小学校の高学年や中高生を対象に行われてきた性教育が、最近では幼稚園生たちにも「必須」であるかのような雰囲気になってきた
幼稚園では1年に8時間以上、6カ月に2回以上、性教育を含む「安全教育」を受けることが義務付けられている
性教育をこんなに早い時期から力を入れて実施するという発想はあまりありませんでしたので、少々驚きました。
と、同時に、少々自分の問題意識が低かったことも反省。
この繊細な問題について、他の教育者はどう認識しているのか。
ネットの少し古いリサーチですが、それによると
“幼児期における「性に関する指導」は必要だと思うか”という質問に対して,「必要である」と答えたのは,「非常に思う」「思う」を加えると 43.4%と全体の半数近くを占め,「思わない」「全く思わない」の合計の 19.5%を大きく上回った。保育者の半数近くが性教育が必要であると考えている事が示されている。
「職場で性教育を取り入れたいか」では,「非常に思う」「思う」と答えた人が17.7%で,「思わない」「全く思わない」と答えた人が32.0%であった。取り入れたいと考える保育者は2割にも満たない状況であった。
日本の現場でも必要性を感じているが、実施が出来ていないという状況みたいですね。
うちの会社では、会社としての方針は明確にしていなかったと思います。
必要に生じて、現場が対応していたので、それは申し訳なかった。
これから法人としての方針を整理し、ある程度の教育を実施していきたいです。
②消火器落下で大けが
重さ約5キロの消火器は高さ1.4メートルから落下し、男の子の左足の甲の部分にあたり、男の子は骨折する大ケガをした。完治するまでに、1か月から1か月半かかるという。
怪我のニュースは、どんな些細なものでも気になります。
それを教訓に、自園での危機管理は大丈夫か、見直すことで予防ができるからです。
今回の例で言うと、消火器を手の届くような中途半端な高さのところに保管していたのが原因でした。
さすがに、うちの法人では全て床に置いていますので、問題は無いと思います。
ただ、床に置いたからと言っても、それで遊んだり、倒したりしてけがをする可能性もあります。
どのように保管するか、保管状況をこの際に再度見直したいと思います。
③ある企業主導型保育所のプレスリリース
当園では保育士の募集定員の約3倍の応募が殺到しました
保育スタッフ4名は子どもを当園に預けて保育補助を行う“子連れ出勤”となります。“子連れ出勤”により、彼女たちの専業主婦から保育人材への転身が実現しました
どんな保育園か、どんな状況かよくわからないでコメントするのですが、
企業主導型保育所なので、企業・提携保育法人の職員は従業員枠として
保育園を優先的に利用できる。
しかも、利用料は一般的に0歳児でも月5,000円程度など格安のところが多い。
したがって、それを利用できるならと保育士が集まってくる状況は想像にかたくない。
また、企業主導型保育所は認可保育所とほぼ同水準の補助を国から受けられるが、
企業が従業員のための福利厚生やCSR、採用PRなどの観点から赤字覚悟で運営するため
保育士の給料も高く設定できる場合が多い。
実際に企業は企業主導型保育所の運営を赤字でやっているところがいくつもあります。
給料も高いし、子どもも預かってくれる、そして保育料も安いし、企業主導型保育所だと365日や長時間の延長保育などより仕事に寄り添った保育内容になっている。
保育士はそれは集まりやすいでしょうと思います。
あとは、保育の質をどう担保していくかということでしょうか。
それにしても、爆発的に広がる企業主導型保育所、これからも目が離せませんね。
④保育所を市町村の枠を超えて利用できるようになる!?すごい!!
市区町村の枠を超えて認可保育所を利用しやすくするよう、都道府県が「待機児童対策協議会(仮称)」を設置できる規定の新設が柱だ。政府は近く改正案を閣議決定する方針で、今国会での成立と4月1日の施行を目指す。
これは、画期的ですね。
地方では定員の欠ける保育所も出てきている中、市町村の括りを取っ払って
効率的・合理的な施設の配置を検討していく必要に迫られています。
市町村の境目にあって、すごく近くても通えないとか馬鹿らしいですよね。
少しでも利用しやすい環境になるといいですね。
自治体の境目に位置して園児募集に苦労しているところにとっては朗報じゃないでしょうか。